【吃音がつらい】吃音患者の私が実践して克服した方法(簡単にできます)

吃音
スポンサーリンク

吃音者の私が吃音を克服した方法をご紹介します。

大切なことなので、先に明記しますが克服と明記してますが、吃音が完治する訳ではありません

吃音はその人の精神状態に左右されるので、症状がよくなったり悪化したりを繰り返します。

吃音を克服するには2つの手法を組み合わせて実践するのが効果的です。

●相違工夫を凝らした小手先のテクニック
●自身の吃音に対する意識を前向きに変えること

私自身、この二つを実践して、殆ど他人に吃音を感じさせないくらい、また自分でも吃音で苦しい思いをしないくらいまで改善しました。

吃音を持っている方の意識を前向きに変えることは、なかなか難しいです。

意識を変えるには、まずは習慣を変える必要があります。

ですので、まずは明日からでもできる吃音を回避する小手先のテクニックをご紹介します。

上手く実践するコツは、これらを覚えるよりかは習慣になるように意識するとより効果的です。

そして、習慣化したら次は自身の意識を前向きに変えましょう。

その話は、別記事で紹介します。

スポンサーリンク

吃音が出そうなときの、どもりを回避する方法

苦手な発語の、最初の言葉を変える

人によって様々ですが、必ず苦手な言葉があると思います。

例えば「た行」が苦手だったり、単独で「あ」の発語が苦手だったり本当に人それぞれです。

この苦手な発語が言葉の一番初めに来ると吃音者はどもってしまいます。なので、苦手ワードの言葉の頭に違う言葉を挿入して、どもりを回避します。

例えば「ありがとう」の「あ」が言えない人は→「どうも、ありがとう」「本当に、ありがとう」こんな感じで言いづらい言葉の先頭を違う発語に置き換えます。

ただ、吃音の症状が酷い時は、これでも「どもり」が出ることがあります

(例)「どうも、あ、あり、あり、あありがとう」

そんな時は、「ありがとう」と言う言葉を「感謝します」などに置き換えると良いかもしれません。

とっさに代替えの言葉が出てこない時や、頭に関連の言葉をつけるのが難しい場合は、「あっ」、「えー」とか「はい」など当たり障りのないワードでもいいと思います。

ただ若干違和感があるので、できれば代替えワードや関連する言葉を選ぶといいですね。

この手法をマスターすると、かなりの確率で吃音を回避可能です。

リズムを取ってテンポよく話す

不思議と吃音者は、歌を唱っているときに吃音が出ることがありません

メカニズムは解明されていませんが、この法則を利用します。

体で大きくリズムをとると、あからさまに不自然なので、例えば手の指先や足の指などがいいですね。

このリズムを取る方法ですが、単独で会話する時(自己紹介やプレゼンなど)は有効ですが、対人で会話をするときは、あまりおすすめできません。

どうしても、会話しながらリズムを刻むのは難しいと思います。

母音で発語する、最初の言葉を濁す

どうしても言葉が出てこない時は、出てこない言葉を省略する手もあります。

普段私たちは、言葉の一語一語を聞いて単語を理解している訳ではなく、会話の流れから、そのワードを理解しています。

なので、1語くらい上手く発語できなくても相手には伝わります。

私はコンビニのバイトで釣り銭を返す際の「ひゃくえん」がどうしても言えませんでした。

(にひゃくえんなど、「ひゃく」の前に言葉が連なる時は大丈夫でした)

なので「あくえんのお返しです」「ひゃ」を母音の「あ」で代用をしてました。

もちろん中には、何か発音変だな?と思われた方もいたでしょうが、特にこれで問題になったことはありません。

日常会話でも同じだと思います。どもって伝わらないよりは、多少変でも伝わった方がいいですよね。

ものすごく、ゆっくり話す

吃音患者に多く見られる特徴は、とても早口なことです。

自分で思っている以上に早口になっている場合があります。

特に苦手な言葉は、早く言い終わろうと早口になりがちです。

私の経験談ですが、早く喋ろうとすると喉の筋肉に緊張が走って、余計にどもる傾向があります。

ゆっくり話すと、この緊張状態から開放されてどもりにくくなります。

この手法は、電話対応や、普段の話かたでもとても有効です。

個人的には一番どもりを簡単に解消させる手段だと思います。

どのくらいゆっくりかというと

普段の喋りスピードの1.5倍〜2倍を意識してください。

ゆっくり喋ることで、精神的にも落ち着きを取り戻し、どもりにくくなります。

また、会話する相手からも丁寧に話す人だなと好印象を受けることが可能です。

個人的には、この手法は一番効果的なので、是非挑戦して見てください。

自分的には、ゆっくり過ぎて違和感あるかな?と感じるくらいでも、他者が聞く分には殆ど違和感がありません。

試しにスマホのボイスレコーダー機能を使って、一度ゆっくり喋った状態を録音して聞いてみてください。さほど違和感はないはずです。

ちなみに余談ですが、吃音がでるお子さんに対して親御さんや先生が「もっとゆっくり話しなさい」と言うのはNGなのでやめてください。

逆にプレッシャーになり吃音を悪化させます。

あくまで、自分で吃音を治したいという方が、自主的に気づいて行うことが大切です。

まとめ

いかがでしょうか。

これらのテクニックを用いれば、吃音の症状をかなり緩和できると思います。

特に、ゆっくり話す手法は、簡単にできて効果が大きいです。是非一度トライしてください。

吃音が気にならなくなると、話すことがとても楽しくなります。

そして自身の自信にも繋がり、ポテンシャルも高くなります。

吃音に悩んでいる方が、1日も早く幸せな人生を送れるように、今後も情報を発信していきます。

質問やもっと症状を緩和させたいと思う方は私のTwitterをフォローしてDMやコメント送ってください。

1人で悩まず、一緒に吃音とうまく向き合って生きて行きましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

吃音
スポンサーリンク
スポンサーリンク
まぐりをフォローする
Maguri Blog

コメント

タイトルとURLをコピーしました