【吃音がつらい】吃音患者の私が実践した方法 〜意識を変えて吃音を克服する〜

吃音
スポンサーリンク

こんにちは。まぐりです。

私は、幼少期に吃音を発症し、学生時代から社会人になっても症状は悪化の一歩を辿り、喋ることが死ぬほど嫌な人生を送ってきました。

現在は、自分をメンタルコントロールする事で、吃音を殆ど意識することなく生活しています。

当ブログでは過去2回に渡って、吃音患者の周りの人向けに「吃音について理解をする内容」と、吃音者向けに「吃音の簡単にできる緩和方法」についてご紹介してきました。

●過去のブログ記事

 →→→吃音とは何なのか

 →→→簡単にできる吃音を改善する方法

 

ただし、これらを実行しても吃音者の本質的な悩みは解決されていないことかと思います。

それは、今まで紹介してきた方法は、一時的に【どもり】を回避出来たとしても、根本の自分の悩みが解決された訳ではないからです。

その日の体調や、気持ちの揺らぎでまた吃ってしまいまうことが必ずあることでしょう。

今回は、私が行った方法で一番効果の高かった方法をご紹介します。

ただ、難易度は少し高いです。本気で治したいと思う方のみ読んで実行して頂ければと思います。

スポンサーリンク

吃音を治すために行動した事で、最も効果があった方法

意識すればするほど出てくる吃音

私たち吃音者は、なるべく吃音が出ないように「意識」をします。

この「意識」は呪いみたいなもので、意識すればするほど吃音が出てしまうのです。

絶対に吃音の出て欲しくない場面ってありますよね。

例えば・・・

  • 学校で初めてクラスメイトの前で行う自己紹介
  • 就職の面接、会社での大事な商談
  • 社会で生活する上で、絶対に言わなくてはならない決まり文句(挨拶や電話応対)
  • VIPに対する接待
  • 会社の上司や、少し苦手意識を持っている人に対する会話

吃らないように、気をつければつけるほど、ほぼ100%吃り出てませんでしたか?

私は、このような場面では毎回苦しい思いをしてきました。

そこで私は考えました。

意識をしなければ、吃らないのではないか?

結論から言うと、色々と意識しないようにしたけども改善することは出来ませんでした。

なぜかを次項で詳しく解説します。

自分に植え付けられた、思想を変える事は無理

確かに、無意識の境地を作り出せれば吃りは出ないかもしれません。

しかし、自分では思想を変えることは難しいです。というか無理です。

「目の前の人間をかぼちゃと思って話して見よう」

といくら思っても、目の前の人をかぼちゃと思えるわけがありません。

自分で植え付けた常識や、思想は自分では変えることは難しいのです。

ではそのようにして、自分の気持ちを変化させれば良いのでしょうか。

自分が吃音であることを、相手に事前に打ち明ける

結論を言うとこれにつきます。

相手に「私は吃音者なので、吃りが出て聞き取りづらいことがあるかも知れません。」

と伝えればいいのです。

吃音とバレないように、今まで訓練してきたのに

自分でバラしてどうするんだよ❗️

そんなの簡単に言えないよ❗️

確かにそうですよね。

私もこの選択肢はこれまでありませんでした。

ただ、最初の記事でも記したように家族や気を許した相手に対してあまり吃音が出ないのは、別に吃っても平気だし、バレても構わないくらいの気持ちでいるから、吃りが出にくいのではないでしょうか。

吃りが出るのは、その人との心の距離感に比例していると私は思います。

自分で、カミングアウトすることで相手は自分が吃ることも知っている。

だから例えその人の前で、吃ったとしても恥ずかしくない

そうすると、心がリラックスして吃りが出にくい環境を作ることができるのです。

自分が吃音者とカミングアウトして、まわりから引かれないかな?

吃音者の方はこれを一番気にしているのだと思います。

では逆に考えてみてください。

自分が尊敬している人や、大切に思っている人から相談があると言われたとします。

実は、薄毛で悩んでいるとかワキガで悩んでいると言われてその人に対して嫌悪感を抱きますか?

恐らく本質的になんら印象は変わることはないと思います。

逆に自分に抱えている悩みを打ち明けてくれたと、好印象を持つかも知れません。

私たちが悩んでいることも一緒です。

あなたが本質的に、周りの人から思われている印象は吃音をカミングアウトしても変わることはありません。

あなたが、日頃から努力している姿は吃音の有無に関わらず、周りの人は評価してくれています。

なので、吃音だからと諦めるのではなく、吃音持ちでも何事も頑張る姿勢はとても大切です。

打ち明けても、吃りが解消されない場合はそうしたら良いか?

勇気を出して吃音を告白しても、相手によっては改善されないこともあります。

私は、前の会社の上司がそうでした。

やっぱりどうしても吃音が出てしまう。

そう言う時は、その人から逃げることも選択肢の一つだと考えます。

あなたの、その人に対する印象はどうですか?

普段から、苦手意識を持っていませんか。

その苦手意識は、どこから来るものでしょうか?

自分にとって不利益になる存在と言えるのではないでしょうか。

そのような人と無理に一緒にいてもメンタルを保つのは至難の技です。

私たちは自分のメンタル状況で、大きく症状が変わります。

なのでメンタルを保つことは非常時重要なことなのです。

結局は、相手に対してどのくらい心を開いているかになります。

私は結局吃音は一部の人の前では改善されたのですが、前の会社の直属の上司に対しては改善が一切なく会社を辞めました。

→→→転職に関する記事はコチラ

新しい職場では出社初日の自己紹介の時に

「私は吃音症で吃ることがあり、お聞き苦しい点があるかと思います」

と言い切りました。

はじめは、緊張からか多少吃ることもありましたが、成果を挙げ続けて自分に自身を持ててからは、ほとんど吃ることはなくなりました。

今は特に、吃音のことを考えることなく生活出来ています。

吃音は環境に依存します。

自分で過ごしやすい環境にすることが、吃音を克服する最適解だと私は考えます。

その為に、苦手意識のある人から逃げて転職してもいいですし、自分に自信をつける為に何かスキルを身に付けるでもいいかも知れません。

私のこのブログ運営は、自分に自身を持たせる為の一環でもあるのです。

まとめ

いかがでしたか?

今すぐに実行するのは抵抗あるかも知れませんが、是非前向きにトライしていただきたいです。

  • 吃音を改善する一番の方法は、カミングアウトすること
  • それによって他者のあなたへの本質的な印象が変わることはない
  • 苦手な相手や環境からは逃げる
  • 自分に自信を持つことが大切

是非、自分で過ごしやすい環境を掴んでください!

諦めなければ絶対に、克服出来ます!

最後まで読んで頂きありがとうございます。

質問などありましたら、私のSNSまでDMを頂ければと思います。

吃音
スポンサーリンク
スポンサーリンク
まぐりをフォローする
Maguri Blog

コメント

タイトルとURLをコピーしました