最近の新型のMacbookには従来のMini Displayportが廃止され、映像出力は全てUSB-TypeCへと変更されました。このUSB-TypeCですがプロジェクターに接続する際は、別途変換アダプターを使用します。
このアダプター使用時にプロジェクターに映像出力されないトラブルを何度も経験しました。これまでに100台近くMacを触ってきた私が、その対策方法をご紹介します。
USB-C接続でプロジェクターに映像が表示されない原因
なぜ映像が出力されないのか、いろいろと検証を行いました。その結果信号が安定して送出されていない事が発覚しました。出力解像度を観察すると、「Nosignal」→「4096×2304」を繰り返したり、はたまた映像信号は受けているけども映像が表示されなかったり、症状は一緒でも原因は様々のようです。
一向に改善策を見つけられずApple社に問合せたところ
”当社ではそのような症状の確認はありません。”
とのこと。自力で対策を模索するしかありません・・・。
いろいろと試した結果有効な対処法方法を発見したのでご紹介します。
対処方法
【対処法①】VGA変換ではなくHDMI変換にする
まず大前提として、Apple純正の変換アダプタを使うことをオススメします。
他のサードパーティー製のアダプターの方がトラブルの割合が高いです。
また、Apple純正品を使った場合でも統計をみてみると、HDMI変換よりもVGA変換を使った方がトラブル確率が高くなりました。
プロジェクターが対応しているならばHDMI変換を使うようにすると幾分改善します。
【対処法②】適性解像度を選択する
使用するプロジェクターにあった解像度に変更すると、改善されることがあります。
解像度を変更するには
マーク→システム環境設定→ディスプレイ→外部ディスプレイウィンドウ→解像度:変更から解像度は変更可能です。
プロジェクターのアスペクト比が
- 4:3の場合は1024×768
- 16:9の場合は1280×720、1920×1080
を選択するのがベターです。
しかしMacの場合、解像度変更をしようとすると上記のようなオーソドックスな解像度が通常表示されません。
この場合「option」キーを押しながら「変更」選択すると、上記の解像度も表示され選択可能となります。
【対処法③】リフレッシュレートを変更する
どういう理屈かは定かではありませんが、プロジェクター接続時にリフレッシュレートを変更すると高確率で映像が出たりします。
(59Hz→65Hzなど・・・)
リフレッシュレートの変更は、
マーク→システム環境設定→ディスプレイ→外部ディスプレイウィンドウ→option+変更→リフレッシュレートで変更します。
【対処法④】分配器を間にあさむ
これも理屈がわかりませんが、VGA接続時にMacとパソコンの間にVGA分配器を経由するとこちらも高確率で映像が表示される傾向があります。
まとめ
以上、MacBookでUSB Type-Cの変換アダプター使用時にプロジェクターに映像が表示されない時の対処法でした。
- 極力HDMI変換アダプターを使用する
- 解像度を適切な値に設定する
- リフレッシュレートを変更してみる
- VGA接続時はMacとプロジェクターの間に分配器を挟む
なおType-C出たての頃のMacBookに比べ、近年のMacBookProやAirは割りかしトラブルが少ない傾向にあります。OS自体も最新のものにアップデートしておくのも有効かもしれません。トラブル遭遇時に是非トライしてみてください!
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